日本核医学技術学会における医学系研究に関する倫理指針
- ⼈を対象としたすべての医学系研究は，「⼈を対象とする⽣命科学・医学系研究に関する倫理指針」（令和 5 年３⽉ 27 ⽇⼀部改正）に則って実施し，倫理審査委員会の承認を得たものでなくてはならない．また，介⼊を⾏う研究について，厚⽣労働省が整備するデータベース等の公開データベースに，研究の実施に先⽴って登録し，研究計画書の変更及び研究の進捗に応じて更新しなければならない．
- 上記指針で定義されている⼈を対象とする⽣命科学・医学系研究について「核医学技術」への投稿および⽇本核医学技術学会が主催する学術研究会で発表を⾏う場合は，倫理審査委員会の承認を得た研究であることを本⽂中またはスライド中に明記すること．
- 健常者やボランティアに対する研究を実施する場合は，上記指針に準じて適切な対応をとること．研究の内容等に関し⼗分な説明を⾏い，⾃由意志によるインフォームド・コンセントを原則として⽂書で受けなければならない．
- 「核医学技術」への投稿および⽇本核医学技術学会が主催する学術研究会で発表を⾏う場合は，⽇本核医学技術学会 研究の利益相反（COI）に関する細則に従って，利益相反の有無にかかわらず利益相反状態の開⽰を⾏う．
- 臨床画像や解析結果など個⼈情報を扱う場合は，個⼈情報保護のために必要な処置を講じること．また，研究を公表する際に個⼈情報を⽤いる場合は，細⼼の注意を払うこと．
- ⼆重投稿，盗⽤および捏造は，研究の信頼性を損なう⾏為であり，発覚した場合は研究活動にも制約が課される．本学会では以下の条件に当てはまる場合を⼆重投稿とみなす．
- 他の学会誌で公表された，または投稿中の論⽂と内容が同⼀もしくは極めて類似している場合．
- 他の学会誌等で公表された論⽂と同じデータを，引⽤を明記することなく使⽤している場合．
- すでに公表されている論⽂を他の⾔語で投稿した場合．
なお，⼆重投稿，盗⽤および捏造の疑惑が⽣じた場合は編集委員会で審議を⾏い結果を理事会に
報告する．
付則
本指針は、平成29年9⽉10⽇より施⾏する。
令和6年7⽉1⽇⼀部改訂
