昭和44年以降、日本各地で「核医学技術研究会」等の名称で研究会が開催されるようになり、技術者数の増加や求められる知識・技術の高度化などから、全国組織の必要性が指摘されるようになりました。
こうした状況を受け、昭和54年「全国核医学従事者連絡会」が大阪と東京で開催され、昭和55年に「核医学技術従事者が自主性をもって核医学技術を研究し、もって医療の発展に寄与する」目的で「日本核医学技術研究会」(会長・高坂唯子、代表理事・金尾啓右)が発会されました。
同研究会は「核技研」と呼ばれ、機関誌の発行を行い、会員数も増加して全国学会としての組織が固まるなか、平成2年7月14日に開催された第10回総会で、「日本核医学技術学会」と改称することが満場一致で可決されました。
以来、「日本核医学技術学会」では、機関誌発行、学術大会の開催のほか、学術専門書の出版や国際交流など様々な事業を展開し、核医学技術分野で日本を代表する学会に成長しました。それに伴い、法人化も検討され、平成21年4月1日、「特定非営利活動法人日本核医学技術学会」が発足しました。
2000年宣言
日本核医学技術学会は、21世紀の医療と福祉に貢献すべく、社会的視野をもって放射線医療、特に核医学検査の知識・技術の向上・普及および啓蒙に努める。また、会員に対する継続的教育システムを確立するとともに、専門技術者として責任をもって業務に従事できる環境の整備を目ざすことを宣言する。
2000年7月8日
※2000年宣言とは、本学会が2000年代を迎えるにあたり定めた目標を宣言するものです。



